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顔をつぶされる寸前だった朝青龍

「朝青龍のマゲ」はいくらになるでしょうか。ご意見をお尋ねしたいと思いまして』
あるTV局の局P殿からの電話だった。
昨日夕刻、メディア対応用の電話が日曜日なのに突然鳴った。

「もしもし私はJと申します。番組AのXXから聞いてこのお電話番号にかけております」この方って、その局のほうでも偉い身分の人物だった。

用件は・・・・・『断髪式が終わったばかりの朝青龍のマゲのお値段』はいかほどになるかご意見を、またそれによって、カメラを派遣するのでその前でつけた値段とその理由を語って頂きたい…が全体のアウトライン。

ボクの心の中では”買いそうな人々”と、”同様の品にかつて動いた値段(判例)”とを急ぎ照合して、『ザッとみて500~1000万円なんですが』と答えた。

馬鹿なことを…と思うのが正常人。無理もない。
そもそもあのちょん髷も、鬢油(びんあぶら)を浸み込ませてあるうちはああしてキリっとしているが、ケースの中に入れておいてもそのうちオイル分が飛んで、毛髪だけとなったら最後、サラサラバラバラと、残っているのは白いヒモに結び付けられた黒い髪の束。

早い話が『黒いそうめんのひと束』となってしまう末路、10年持ったらいいほうだ。そうめん(笑)
それに対しての高値取引なんてバカらしい話ではないか、ホントに「やめてちょんマゲ」なのだ。

値付けする側のボクだってつらい。
誰もが驚くほど、相撲界やら歌舞伎(宝塚もふくめ)などの世界のタニマチという人種って、スターをカネで独り占めするために驚くほどの金をつぎ込むものなのだ(それでいて、すぐ倒産しちゃったり 笑)。

関取とその取り巻き、まとめて連日の酒色の接待、車代にご祝儀。
かっぱ寿司とかでは当然ダメで(笑)、だったらスシローもがんこ寿司でもNG(笑)。

ある時紳助さんが言っていたが
『あいつらと寿司屋で鉢合わせした時に、「ごっそうになります」っていうからまぁええやろと、こちらも油断してトイレとかに行って油断したら、あいつら喰うわ喰うわ。「ウニ」だの「アワビ」だの。あいつらまるでラッコみたいに高いもんばっかごっそり喰いやがって、お勘定ったらこっちがひっくり返ったワ』

最後の最後はちゃんこ屋の開店資金から、親方株取得にン億のカネの保障まで請け負う豪の者もいる。
彼らの金字塔といったら
『XX関といったらOO社長』と、自分の名前をごひいき力士と並列の”ツキ物化”したいものらしい。

『落としたマゲ…』というもの、『その力士の一生を語る随一のモノ』なんだから、いわば
『リーサルたかりグッズ』(笑)そうしたダンナ衆の間では勝負かけちゃうしかない象徴的存在。

『でも前野サン、最後の「なんですが…」とは?』と局Pが尋ねる。

「いや通常、朝青龍なら1000万で買う人もいるでしょうが、『ボクの値段』ということで、そんなおべんちゃら値段を語るわけには行きません。彼のものには『せいぜい200万円』と申し上げるしかない」

『な・なんでですか?(どうやら「値段付けプラスそのマゲ」と、借りる段取りらしく狼狽が)』

お宝というものは、見せて貰った者が『ああいいなあ、あの人のものだ』とうらやましがってくれてナンボ
あのように、横綱ともあろう者が、警察とモンゴルでの言い分では100%正反対。
彼は日本人ファンに対しても引っ掛けたツバを詫びるどころか、それを拭いてもいない
でしょう。」
(せいぜい、車内で殴られた被害者に示談を狙って2000万円払っただけ…で、ドブに棄てた結果。)

『はぁ、そうですけど…』

そんな者のマゲを、他の力士よりも高い値段ではないか…などと、私はコンリンザイ言えませんよ」

『ワカリました。また何かありましたら後ほどお電話いたします。』
J氏からは二度とかけてこなかったし、
私もかけて来るわけがない、そう思っていた。

話題の結論を最初からスタッフルームという小さな世界だけで出した結論を勝手にまとめておいて、それと”現実”が異なる…となったら、それにどう対応して画面作りをするのか考えられず、まずはボツに(というより、消却)してしまう彼らマスコミ多くの実情。電波系はモロにそうした脆弱な体質だ。(堂々とこの場合「電波系」といえる事にカンゲキ)

これが現在のTV界の底の浅さではないのか?

次に来る画面が視聴者の多くによって、『先ヨミ』されている。
高名な芸能人が出てきたら、『ああ、何かの告知か。』と出演者への人件費をかけなくなった台所事情をお茶の間にウラ読みまでされている事にもっと神経質にならねば。

現実の世界はもっと広くって創造性にも富んでいる。
朝青龍に対しての、こんな当たり前の意見さえ封殺するようだから、若い層からTVの視聴離れが始まっているのではないのだろうか。象徴的なボツ劇だった(笑)
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テーマ : 日記
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プロフィール

前頭前野 重雄

Author:前頭前野 重雄
前野 重雄:東京下町生まれ&育ち。(有)流体力学・旭堂代表。

70年代以前は中学3年から週刊誌での報道取材記者、70年代初頭HAWAII移住7年。中盤からムービーカメラを回す。帰国後はライター。第1回週刊少年ジャンプ小説ノンフィクション大賞1席入選。
その後[なんでも鑑定団][うたばん][週間えみ~SHOW]で鑑定士として長期出演。雑誌連載多数。警視庁捜査一課特殊犯SIT部隊防弾装備を設計制作。単行本に「球界遺産」「客は幾万 来なくとも」など。GREE公式ケータイにブログ

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